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黒森歌舞伎 酒田公演観覧【令和まなび塾】
 
3月3日(日)、酒田市希望ホールで行われた「黒森歌舞伎 酒田公演」を参加者の皆さんと観覧してきました。
 
当日は朝から大雪。
途中通った酒田市黒森地区にある「黒森日枝神社」と「黒森歌舞伎演舞場」は雪の中で静かな佇まい。
昼食は山居倉庫「夢の倶楽」内の“芳香亭”さんで済ませ、館内のお雛様の展示を見てから希望ホールへ。
 
黒森少年太鼓に続く演目は少年歌舞伎「菅原伝授手習鑑」、本狂言は“白浪五人男”で有名な「青砥稿花紅彩画」。
黒森歌舞伎の長い歴史の中でも「青砥稿花紅彩画」の“浜松屋の場”と“奥座敷の場”は初めての上演とか。歌舞伎の人気演目とあってホールのフロアはほぼ満席。
少年歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」も久々の上演。梅王丸、松王丸、桜丸の3人も大人顔負けの役者ぶりでした。
 
そしていよいよ本狂言へ。
“浜松屋の場”では歌舞伎独特の(某TV番組でも使われた)セリフの掛け合いや、最大の見せ場「弁天小僧菊之助」の名ゼリフ「知らざあ言って聞かせやしょう!」の場面になると客席からも「日本一!」といった掛け声が飛んでいました。(笑)
“稲瀬川勢揃いの場”では“白浪五人男”が見得を切るたびに拍手喝采!この演目、少年歌舞伎で何度か演じられてきましたが、大人の役者さんが演じるとまた一段と迫力がありますね。
 
山形県指定民俗文化財である黒森歌舞伎、江戸時代中期の享保年間から酒田市の黒森日枝神社に奉納されたといわれていますが、これからも末永く続けてほしいですね。
 
今回の観覧には、黒森歌舞伎妻堂連中、酒田市教育委員会、黒森歌舞伎保存会、黒森コミュニティセンターなど多くの皆様のご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
 
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